2013/03/11

あの日 あの時

3月11日

休暇を取り、出先で地震にあった。

激しく左右に揺れる停車していたSNAP ONのトラック。

重いといわれるHARLEY DAVIDSON。今にも倒れそうに。


わたし夫婦はTASTE CONCEPT MOTORCYCLESさんにお邪魔していた。


まだ揺れていた。もっと強く揺れ続けていた。

長かった。とても長かった。

何もできなかった。何も考えつかなかった。


テレビをつけてもらい、炎上するお台場の駐車場が写っていた。

まだ東北で何が起きているのかも知らなかった。


慌てて車を出した。

自宅で留守番をしているニコレッタと琥珀が心配になった。


30分で帰ることができる道路は渋滞し、

そのあいだラジオからは気が滅入るばかりの

情報しか聞こえてこない。


帰宅し、震えているニコレッタと琥珀を抱きしめた。

ごめんね。怖かったね。もう大丈夫だから。


テレビでは次々と目を背けたくなる

光景が流れていた。


ふと神戸の震災の光景を思い出した。

あの時は仕事中だった。

会議室にあったテレビに映ったのは

燃え崩れて何もなくなった神戸の街が写っていた。


東北では津波でのまれ崩れた街が写っていた。


こんなはずじゃなかっただろう。

11日の朝、誰も思わなかっただろう。


今でも職を失い、精神的にも肉体的にも

苦しい方々がいらっしゃる。

その影響でDVや虐待も増加している。


忘れてはいけないんだ。決して。

停めてはいけないんだ。行動を。


今日、地震発生時間に黙祷をした。

私は1分間のあいだ、そのことを考えていた。